これまではどれだけ安くても高くても E しかなかったが、先日の改定で G が現れたので、乗り継ぎ運賃から見る位置付けを改めて考えてみる。大した内容では無いので注意ね。
他社便に乗り継ぐ予約では、乗り継ぎ先は航空会社間の契約に応じて乗り継ぎ先航空会社の予約クラスが割り当てられる。
ただし、ANA は United と共同事業を実施、運賃の共通化も図っているため、基本的に同じ予約クラスが割り振られる。(ANA国内線はちと特殊だけど)
ところが、United は 上級エコノミークラスの予約クラスを設けておらず、エコノミープラスに座る権利を追加購入するシステムになっている。そのため、ANA のプレミアムエコノミーを買っていても、United 便に乗り継ぐと予約クラスも座席もエコノミーになってしまうわけだけど、この時どんな予約クラスが割り当てられるかで、売り方から見た位置付けが分かるような気がする。
現在の ANA の運賃体系は、安い方から Super Value → Value → Basic → Full Flex。
※ アップグレードが可能な運賃には末尾に Plus が付加される。
※ 当然、高い方が変更やキャンセルの自由度が高い。
Super Value は主にキャンペーン運賃。Value は早期割引運賃で変更不可。Basic からはっきりと高くなって手数料ありの変更・キャンセル可。Full Flex は普通運賃。
これまでは、プレミアムエコノミー は上記の全ての運賃 + ツアー運賃でも予約クラスが E だった。同じ E でも、経路の制約や変更のルールは違っていたわけだけど。
余談だが、アップグレード可否やマイル付与率は予約クラスで規定されているため、どんなに安く買っても変わりなし。
この中で、今回 Full Flex (いわゆるフルフェア / 普通運賃) が予約クラス G に移行した。
で、現在の対応は以下のような感じ。
- Super Value Plus
- ANA: E / UAL: Q
- Q だとやや適用条件ゆるめの割引運賃相当ですね
- Value Plus
- ANA: E / UAL: B
- B は Y の次に高く、本来自由度も高い運賃。
- Basic Plus
- ANA: E / UAL: B
- 同上
- Full Flex Plus
- ANA: G / UAL: Y
- はっきりとフルフェアですね
ま、B とかあっても旅程で最も厳しい条件の制約を受けるんですけどね。マイルの積算率やアップグレード可否は影響がありますが。B なら ANA のアップグレードポイントも使えますしね。
プレエコの拡大に合わせて今後増えていくんだろうか。そうすると P みたいな微妙なクラスも出てくるのかな…?