rtl_airband というソフトウェアを使うと簡単便利です。FreeBSD 上でも問題なく動くよう変更してもらえました&起動スクリプトも取り込んでもらえましたので、紹介します。
なお、2017年9月14日現在は unstable ブランチにのみ入っています。次回 master に取り込まれる予定です。
まず必要なものを入れます。gmake や g++ が入っていない方は pkg で一緒にインストールしてください。
以下はそれらがある前提で。root権限が必要なもののみ # 表示していますので、必要に応じて sudo を使うなり、su するなりしてください。まず必要なパッケージをインストールします。
# pkg install rtl-sdr lame fftw3 fftw3-float libshout libvorbis libconfig
続いて、rtl_airband のソースを取得してきます。(master に取り込まれたら checkout unstable は必要なくなります。)
$ git clone https://github.com/szpajder/RTLSDR-Airband.git $ cd RTLSDR-Airband/ $ git checkout unstable
コンパイルとインストールします。
$ PLATFORM=x86-freebsd gmake # PLATFORM=x86-freebsd gmake install
※ FMも扱いたい場合は PLATFORM=x86-freebsd NFM=1 gmake としてください。
設定ファイルのサンプルは config 内にありますので、適当に /usr/local/etc/rtl_airband.conf にコピー(または参考にして新規作成)、お望みのように編集します。
設定ファイル内の pid ファイル作成場所指定は、/run から /var/run に変更してください。
起動テストするには、ドングルが接続された状態で
# rtl_airband -f
とします。オプションなしだとバックグラウンドでデーモンとして動きます。デーモンを終了したい時には適当に kill してください。
ログは /var/log/messages に出ます。
起動スクリプトのサンプルは init.d/rtl_airband.service にあります。必要に応じて編集して使ってください。そのまま使うなら、
# cp init.d/rtl_airband.service /usr/local/etc/rtl_airband
します。これで service rtl_airband start|stop|restart できるようになります。権限に問題がある場合は chmod 555 してください。
/etc/rc.conf に
rtl_airband_enable="YES"
を追加すれば、起動時に立ち上がるようになります。
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