モデルを分けるほどの違いが隠されているんでしょうか…?
Apple が iPhone のモデル数を絞り、少ないバリエーションで世界中のキャリアに対応するようになってから、もうかなりの時間が経ちました。
(それでも、通信事情がかなり特殊な中国向けモデルはあったりもしましたが)
そんな中、前世代の iPhone 7 / 7 Plus では日本向けモデルが復活。日本向けモデルでのみ Felica が利用可能であることが一番の違いでした。他にも、LTEの対応周波数バンドが日本のキャリア向けに最適化されていました。
8 / 8 Plus / X にも日本向けモデルが用意されているのですが、Felica は海外モデルでも利用可能になっているという話です。
対応周波数は確かに引き続き日本向けに最適化されているのですが、共通モデルで対応バンドを増やせば何とかなりそうな気がするので、Felica の件が本当であれば、何か他にも違いがあるのかなあと邪推しています。
似たような周波数範囲で多数の異なるバンドに対応するのが難しいだけなのか? 確かに今回 3G 非対応となった au では、1つでも多くのLTEバンド (1.5GHz) に対応することは大事ではあります。
(余談)
東京オリンピックで訪日する外国人に iPhone で Suica を使ってもらおうとすると、このタイミングでグローバルモデルで Felica を利用可能にすること自体は合理的ですよね。7はまずきちんと使えるかの大規模試験を兼ねていると考え、長く使う人もいる人も居ることを考えて逆算すれば。
いわゆるガラパゴス規格ですが、NFC-F として取り込まれ、決済の反応速度も速い。今後 NFC 決済の基準になるという話もありますしね…。海外でも Felica ベースの読み取り端末が順調に普及してくれれば、国内外で同じように決済できる、ガラパゴスがガラパゴスでなくなる時も近いのかも。